2025年6月6日一般情報地域連携?研究栄養学科
発酵微生物学研究室(栄養学科)が倉敷綿花から採取した野生酵母で醸造したワインが新聞で紹介されました
保健福祉学部栄養学科の発酵微生物学研究室と「champ de coton KURASHIKI(シャン デ コトン 倉敷)」は、倉敷綿花から採取した野生酵母(倉敷綿花酵母)を活用したワインの開発に成功し、その成果が山陽新聞(5月30日)に掲載されました。
読売新聞(6月6日)でも紹介されました。
発酵微生物学研究室では、倉敷で栽培された綿花から食用にも安全な酵母(Saccharomyces cerevisiae)を3株発見し、そのうちの1株(No. 113)を使用したクラフトビールをすでに開発しています。
今回は、岡山理科大学ワイン発酵科学センター(金子明裕教授)の協力を得て、綿花酵母No. 117がワイン醸造に優れた特性を持つことを見出しました。そこで、ふなおワイナリー(倉敷市)に依頼し、2024年8月から、綿花酵母No. 117を使用したロゼワインの醸造に着手しました。
原料にはマスカット?ベーリーA果汁を用い、伝統的なシュール?リー製法を採用してオーク樽で5ヵ月間発酵?熟成させたことで、穏やかな香りを纏ったロゼワインが完成しました。
クラフトビールとロゼワインに続き、綿花酵母を使用したパンの商品化も進行中です。地域資源を活かした乐游棋牌_天天棋牌¥游戏下载官网発の新たな取り組みにご注目ください。