2025年7月31日子ども学科
子ども学科で採用試験対策(音楽実技)を行いました
子ども学科では、保育現場で必要となる専門的な音楽の力を育てることを目標に掲げています。その一つとして、認定こども園や幼稚園、保育園などの採用試験を見据えた、音楽実技のスキルアップに日々取り組んでいます。
採用対策講座では、外部講師もお迎えし、一人一人の課題にあわせた丁寧な指導を行っています。学生のピアノのスキルはもとより、保育現場で求められる歌唱力、表現力、あいさつ等のコミュニケーションの基本に至るまで、学生の力は一気にレベルアップしています。ここ数年は、高校までピアノの経験が無かった学生も、採用試験での大きな成果につなげられています。
特に今年度は、受験地域が広域化したこともあり、試験時期も課題傾向も多様化?複雑化しています。より保育現場を想定した「現場力」が試される試験内容が課されるようになってきています。これらの試験課題にも迅速に対応しており、講堂や大講義室などで広い空間を意識した対策を行っています。
この日は、4年生相互の学びあいに加え、2年生が対策の一部を見学しました。口々に「先輩かっこ良い」「歌声がこんなに遠くまで(階段教室状の大講義室の最上段)聴こえてきてびっくりした」「本物の先生みたい」「幼児を意識して演奏できていてすごい」など、率直な感嘆の声がいくつも聞かれました。後輩たちの感想を聞いた4年生は、自分のピアノや弾き歌いに自信を持って採用試験に臨む力をもらいました。
すでに岡山県以外の各自治体を受験した4年生からは、「本番を想定した対策講座が役立った」「ピアノに集中しすぎず自分の声を聴きながら歌うコツを会得できた」「試験官にベストな演奏を聴いてもらうという強い意志をもち自信をもって臨めた」など、「合格」という嬉しい結果とともに報告が届いています。
岡山県内、近隣自治体の試験も間もなく始まります。音楽教員一同、心からエールを送りたいと思います。