
| 授業科目名(和文) [Course]  | 
      日本デザイン論〈造形構成論〉 | 
| 授業科目名(英文) [Course]  | 
      Japanese Design〈Composition〉 | 
| 学部(研究科) [Faculty]  | 
      デザイン学部 | 
| 学科(専攻) [Department]  | 
      造形デザイン学科 | 
| 担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors]  | 
      ○吉原 直彦  自室番号(3606)、電子メール(yossie**dgn.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください  | 
    
| 単位数 [Point(Credit)]  | 
      2単位 | 
| 対象学生 [Eligible students]  | 
      デザイン学部1年次生(平成25年度以前入学生) | 
| 授業概略と目標 [Course description and Objects]  | 
      日本のデザインは、美術工芸史でくくられる近世以前と、デザイン概念が輸入されその影響を受け始める近代以後で異なった様相をみせるようになる。本講義では、日本のデザインが外来文化の影響を受け続けてきた点および日本流にこれを受容し独自の文化を形成してきた点に注目し、デザイン文化の変遷とリンクする身体観や空間観さらには社会観の変遷について述べ、日本デザインのアイデンティティについて考えるヒントを提示する。 | 
| 到達目標 [Learning Goal]  | 
      1. 日本のデザイン文化の変遷について、外来文化の受容と独自性の両面から理解できること。 2. 日本のデザイン変遷から、現代のデザインをみつめ考えることができるようになること。 3. 自身のデザインテーマを形成するためのトピックが拾い出せるようになること。  | 
    
| 履修上の注意 [Notes]  | 
      ?授業では自身の立ち位置からテーマについて考えることを求められるため、受け身に終始せず批評的精神を培うべく臨むこと。 ?授業では専用の講義ノートを活用するため、活用法についての指示を遵守すること。  | 
    
| 授業計画とスケジュール [Course schedule]  | 
      1. オリエンテーション   キャラクター化幻想の現代から遡る 2. 日本デザインと身体観1. 身体変工の文化史からー顔隠しのデザイン文化変容 3. 日本デザインと身体観2. 身体定位の文化史からー方位優位から右/左優位へのデザイン文化変容 4. 日本デザインと身体観3. 身体/メディアの関係変容とデザイン 5. 日本デザインと空間観1. 見立て、引寄せ、縮小するデザインー庭、建物をめぐって 6. 日本デザインと空間観2. 見立て、引寄せ、縮小するデザインー美術工芸品、日用品をめぐって 7. 日本デザインと空間観3. モノ/空間の関係変容とデザインー遠近法をめぐって 8. 日本デザインと近代「総合芸術」運動の関係ー第一機械時代のデザイン 9. 日本デザインと「近現代アート」の関係1. 10. 日本デザインと「近現代アート」の関係2. 11. 日本デザインと「近現代科学」の関係1. 12. 日本デザインと「近現代科学」の関係2. 13. 日本デザインと社会観1. 消費化への変遷とデザイン 14. 日本デザインと社会観2. 情報化への変遷とデザイン 15. 日本デザインと社会観3. 清潔化への変遷とデザイン 16. まとめ  | 
    
| 成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)]  | 
      ?講義ノート(記録、小課題取組を含む) 70% ?授業態度(質疑応答、出欠を含む) 30%  | 
    
| 教科書 [Textbook]  | 
      ?教科書;『造形デザインの注意のスイッチ』(吉原 直彦、昭和堂、2008) ?参考書;授業にて適宜指示を行う。  | 
    
| 自主学習ガイド及び キーワード [Self learning]  | 
      ?デザインにはその時代の人々の思考、志向、嗜好が何らかの形で現れる。これに対する嗅覚を鋭敏にするために日々、時代のヒト?モノ?コトの動向について文献を含む各種メディア情報を入手する姿勢を育ててもらいたい。 | 
| 開講年度 [Year of the course]  | 
      25 | 
| 備考 | ?講義ノート未提出の場合は、単位を認めない。 |