
| 授業科目名(和文) [Course]  | 
      認知症論 | 
| 授業科目名(英文) [Course]  | 
      Cognitive Disorders and Dementia | 
| 学部(研究科) [Faculty]  | 
      保健福祉学部 | 
| 学科(専攻) [Department]  | 
      保健福祉学科 | 
| 担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors]  | 
      ○中村 光  自室番号(6508)、電子メール(hikaru**fhw.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください  | 
    
| 単位数 [Point(Credit)]  | 
      2単位 | 
| 対象学生 [Eligible students]  | 
      保健福祉学科 2年次生 | 
| 授業概略と目標 [Course description and Objects]  | 
      認知症は脳の広範な損傷による知性の障害であり、医学的には、複数の認知機能領域の重篤な障害によって生活に著しい支障を認める状態として定義される。 認知症者とその家族を適切に支援するためには、認知症者と家族が抱える医学生物学的?心理学的?社会学的なさまざまな問題を理解する必要がある。 本講義では、認知症を広い視野から理解し、適切な支援を行うための基礎知識を教授する。  | 
    
| 到達目標 [Learning Goal]  | 
      1.認知症の定義を正常加齢および関連障害と区別して理解する。 2.社会問題としての認知症について理解する。 3.認知症者とその家族が抱える問題について理解する。 4.認知症に対する評価と支援の概要について理解する。  | 
    
| 履修上の注意 [Notes]  | 
      積極的な授業参加を望む。 | 
| 授業計画とスケジュール [Course schedule]  | 
      1.イントロダクション:知性?認知機能とその障害 2.医学的側面からみた認知症の基礎(1):認知症の定義、診断基準と鑑別診断 3.医学的側面からみた認知症の基礎(2):認知症の原因疾患とその特徴 4.認知症を取り巻く状況:認知症の疫学と社会環境 5.認知症に伴うこころとからだの変化(1):認知症の症状(概要) 6.認知症に伴うこころとからだの変化(2):認知症の症状(中核症状(認知機能障害)) 7.認知症に伴うこころとからだの変化(3):認知症の症状(周辺症状(BPSD)) 8.認知症に伴うこころとからだの変化(4):認知症の症状(ADL障害) 9.認知症に伴うこころとからだの変化(5):認知症の症状(心理社会的問題、コミュニケーション障害、家族の問題) 10.認知症の評価(1):中核症状 11.認知症の評価(2):周辺症状、ADL障害、介護負担感 12.認知症の支援(1):一次予防と多職種連携 13.認知症の支援(2):二次予防と多職種連携 14.認知症の支援(3):三次予防と多職種連携 15.認知症の支援(4):コミュニケーション支援、家族への支援 16.総括、試験  | 
    
| 成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)]  | 
      授業科目の到達目標に対する到達度合いを期末試験によって評価する(第16回目に実施する)。授業態度が不良な場合は減点対象となる。出席率は学習態度に反映する。 | 
| 教科書 [Textbook]  | 
      教科書:A4プリントを適宜配布する。 参考書: ?臨床認知症学入門(博野信次著,金芳堂) ?認知症疾患治療ガイドライン2010(認知症疾患治療ガイドライン作成合同委員会編,医学書院) ?認知症ケア標準テキスト(日本認知症ケア学会編,ワールドプランニング)  | 
    
| 自主学習ガイド及び キーワード [Self learning]  | 
      上記以外の参考文献は授業中に随時紹介するので、積極的に参照するとよい。認知症に関しては様々な取り上げられ方がなされるが、雑多な情報に惑わされることなく、科学的根拠に基づき考察することが望まれる。 | 
| 開講年度 [Year of the course]  | 
      26 | 
| 備考 | 特になし。 |