
| 授業科目名(和文) [Course]  | 
      建築デザインゼミナールⅡ | 
| 授業科目名(英文) [Course]  | 
      Architecture Seminar Ⅱ | 
| 学部(研究科) [Faculty]  | 
      デザイン学部 | 
| 学科(専攻) [Department]  | 
      デザイン工学科 | 
| 担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors]  | 
      ○瀧本 雅志  自室番号(3408)、電子メール(takimoto**dgn.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください  | 
    
| 単位数 [Point(Credit)]  | 
      2単位 | 
| 対象学生 [Eligible students]  | 
      デザイン工学科3年次生 | 
| 授業概略と目標 [Course description and Objects]  | 
      近現代建築の諸実践を、その他の文化活動(絵画、彫刻、ファッション、音楽、工芸……)やメディア環境(印刷、雑誌、写真、映画、インターネット……)、また政治?経済?社会の史的動向との関係性の中で、批判的に再考してゆく授業。建築の領域に自閉?閉塞しない広く柔軟な「建築の評価視点」を涵養するとともに、建築とクロスする建築以外のデザイン活動(それは建築を行ううえでも、たぶん重要なリソースとなる)に対しても知識と理解を深めてゆく。そうした作業を行う過程で、当授業は、とりわけ歴史的に新たな建築思潮を切り開いてきた建築理論や建築評論、そして建築家たちの活動例を紹介する役割も果たす。最終的には、近代建築の意義と、現在建築はいかなる方向へ向かっているか(向かうべきか)について、受講者自身が生産的な問題意識を開くことを目標とする。 | 
| 到達目標 [Learning Goal]  | 
      1. 近代建築と現代建築の諸実践について、知識を深める。また、近現代の建築思想史の概略を知る。 2. 主要な建築理論や建築評論の意義と射程を理解し、それらによって近現代建築を評価する視点を豊かに養う。 3. 建築を他の文化活動や政治?経済?社会の史的動向のなかで、広く複合的に捉える視点を啓発する。 4. 近現代建築のなかで自身の制作に有効な方向性や方法論を見出す。 5. これからの建築の行方について、自ら思考し感覚するための基礎能力を獲得する。  | 
    
| 履修上の注意 [Notes]  | 
      明るく楽しく元気に受講して下さい。 | 
| 授業計画とスケジュール [Course schedule]  | 
      1. メディア?デザインとしての建築①(平面?写真……コルブ/リートフェルト/コロミーナ/ロース/IS) 2. 〃 ②(映画?雑誌?漫画……イームズ/アーキグラム/コールハース) 3. 〃 ③(マルチメディア……コールハース/ブルース?マウ) 4. ファッション?ビルディング①(都市?経済現象……表参道/銀座) 5. 〃 ②(マーク?ウィグリー/アーキグラム/阿部仁史/SKIN+BONES) 6. メディア?デザインとしての建築④(インターフェイス……ヘルツォーク&ド?ムーロン、青木淳、SANAA) 7. アート×アーキテクチュア複合体①(キュビズム……コーリン?ロウ/グリーンバーグ) 8. 〃 ②(ラスベガス/スーパーグラフィックス/ポップ) 9. 〃 ③(ミニマル/ミュージアム/ライト?コンストラクション) 10. アイコン建築とグローバル?スタイル①(CCTV/ロンドン) 11. 〃 ②(ピアノ/フォスター/ロジャース) 12. 建築における「日本性」の再検討①(桂……タウト/井上章一/坂口安吾) 13. 〃 ②(隈研吾/磯崎/溝口健二/龍安寺) 14.言葉と建築/建築のボキャブラリー(エイドリアン?フォーティー) 15. まとめ(戦争と家庭と建築/その他有効な建築論について)  | 
    
| 成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)]  | 
      主に期末試験あるいはレポートによる(目安:レポートあるいは試験85%,学習態度15%)。 | 
| 教科書 [Textbook]  | 
      教科書:使用しない。参考書:授業で適宜紹介する。 | 
| 自主学習ガイド及び キーワード [Self learning]  | 
      学習を深めるための質問や相談は、担当教員に遠慮なく行って下さい。 | 
| 開講年度 [Year of the course]  | 
      27 | 
| 備考 | 特になし。 |