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| 科目一覧へ戻る | 2019/01/02 現在 | 
| 科目名(和文) /Course  | 
          美術デザイン批評特論 | 
|---|---|
| 科目名(英文) /Course  | 
          |
| 時間割コード /Registration Code  | 
          70511301 | 
| 学部(研究科) /Faculty  | 
          デザイン学研究科 修士課程 | 
| 学科(専攻) /Department  | 
          |
| 担当教員(○:代表教員)
                             /Principle Instructor (○) and Instructors  | 
          ○河合 大介 | 
| オフィスアワー /Office Hour  | 
          河合 大介(金曜2限 3407研究室) | 
| 開講年度 /Year of the Course  | 
          2018年度 | 
| 開講期間 /Term  | 
          後期 | 
| 対象学生 /Eligible Students  | 
          1年,2年 | 
| 単位数 /Credits  | 
          2 | 
| 更新日 /Date of renewal  | 
          2018/03/07 | 
|---|---|
| 使用言語 /Language of Instruction  | 
            日本語 | 
| オムニバス /Omnibus  | 
            該当なし | 
| 授業概略と目的 /Cource Description and Objectives  | 
            美術デザイン批評特論では、20世紀以降の美術批評におけるフォーマリズムの理論について講義する。フォーマリズムの理論は、20世紀初頭にポスト印象主義の作品をその内容や再現力ではなく、色彩や形体といった形式的側面から評価する過程で生じた。その批評理論は、20世紀全体を通じて、強い影響力を持つこととなるが、同時に、多くの批判にもさらされてきた。そういった批判を乗り越えながら、フォーマリズムの理論は変化?発展してきたといえる。この講義では、フォーマリズム理論の歴史的展開を理解することで、芸術作品を鑑賞するための多様な視点を獲得することを目的とする。 | 
| 履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords  | 
            20世紀の美術についての基礎的な知識と、作品を理論的に説明しようとする態度が求められる。 | 
| 履修上の注意 /Notes  | 
	    板書とスライドを用いた講義形式で授業をすすめる。授業内容は受講者の関心にあわせて柔軟に対応する予定である。成績評価は小テスト、小レポートおよび期末試験の総合点をもとに判断する。 | 
| 教科書 /Textbook(s)  | 
	    なし | 
| 参考文献等 /References  | 
	    授業時に適宜指示する。 | 
| 自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework  | 
	    授業で用いるテキストをきちんと読むこと。美術作品についても自身の関心を超えて広く知見を深めること。 | 
| 資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License  | 
	    |
| 備考 /Notes  | 
	    
| No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number)  | 
          単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description  | 
          時間外学習 /Preparation and Review  | 
          配布資料 /Handouts  | 
              
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | [イントロダクション] フォーマリズム理論登場の時代的背景について解説する。  | 
                19世紀から20世紀の美術の流れについて予習しておく。 | |
| 2 | 2?3 | [ベル「芸術」] フォーマリズム理論の初期の理論家ベルの著作を検討する。  | 
                ポスト印象主義を中心に20世紀初頭の西洋美術について予習しておく。また、対象となるテキストを事前に通読し、わからなかった点は授業後に読み直す。 | |
| 3 | 4?5 | [グリーンバーグ「アヴァンギャルドとキッチュ」] フォーマリズムの代表的な批評家であるグリーンバーグの初期の論考を検討する。  | 
                20世紀半ばまでの抽象絵画の歴史を予習しておく。また、対象となるテキストを事前に通読し、わからなかった点は授業後に読み直す。 | |
| 4 | 6?7 | [グリーンバーグ「モダニズムの絵画」] グリーンバーグの理論が週ヤウされている代表的な論考を検討する。  | 
                1940?50年代のアメリカ絵画について予習しておく。また、対象となるテキストを事前に通読し、わからなかった点は授業後に読み直す。 | |
| 5 | 8?10 | [フリード「芸術と客体性」] グリーンバーグの理論を継承するフリードによるミニマリズム批判を検討する。  | 
                1960年代アメリカのミニマリズムについて予習しておく。また、対象となるテキストを事前に通読し、わからなかった点は授業後に読み直す。 | |
| 6 | 11?12 | [クラウス「彫刻とポストモダン」] グリーンバーグを批判的に継承したクラウスによる論考を検討する。  | 
                60年代から70年代にかけてのポスト?ミニマリズムについて予習しておく。また、対象となるテキストを事前に通読し、わからなかった点は授業後に読み直す。 | |
| 7 | 13?14 | [ボワ「誰のフォーマリズムか」] グリーンバーグを批判しつつ、フォーマリズムの復権を唱えるボワの論考を検討する。  | 
                グリーンバーグの理論について復習しておく。また、対象となるテキストを事前に通読し、わからなかった点は授業後に読み直す。 | |
| 8 | 15 | [総括] フォーマリズム理論の現代における有効性について考察する。  | 
                これまでの授業内容を復習しておく。 | 
| No. | 
                                到達目標 /Learning Goal  | 
                            
                                知識?理解 /Knowledge & Undestanding  | 
                            
                                技能?表現 /Skills & Expressions  | 
                            
                                思考?判断 /Thoughts & Decisions  | 
                            
                                伝達?コミュニケーション /Communication  | 
                            
                                協働 /Cooperative Attitude  | 
                            ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 20世紀の美術批評理論の展開についての知識を身につける。 | ○ | ||||||
| 2 | フォーマリズム的な観点から作品を解釈することができる。 | ○ | ○ | |||||
| 3 | フォーマリズムの長所と短所について正しく理解する。 | ○ | ○ | 
| No. | 
                                到達目標 /Learning Goal  | 
                            
                                定期試験 /Exam.  | 
                            小テスト | 小レポート | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 20世紀の美術批評理論の展開についての知識を身につける。 | ○ | ○ | ||||
| 2 | フォーマリズム的な観点から作品を解釈することができる。 | ○ | ○ | ||||
| 3 | フォーマリズムの長所と短所について正しく理解する。 | ○ | ○ | ||||
| 
                                評価割合(%) /Allocation of Marks  | 
                            50 | 20 | 30 | ||||