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| 科目一覧へ戻る | 2020/04/02 現在 | 
| 科目名(和文) /Course  | 
          日本デザイン論 | 
|---|---|
| 科目名(英文) /Course  | 
          Japanese Design | 
| 時間割コード /Registration Code  | 
          30527601 | 
| 学部(研究科) /Faculty  | 
          デザイン学部 | 
| 学科(専攻) /Department  | 
          デザイン工学科,造形デザイン学科 | 
| 担当教員(○:代表教員)
                             /Principle Instructor (○) and Instructors  | 
          ○吉原 直彦 | 
| オフィスアワー /Office Hour  | 
          
              吉原 直彦(金曜日1限;3606研究室にて *その他の日時については応相談 )  | 
        
| 開講年度 /Year of the Course  | 
          2019年度 | 
| 開講期間 /Term  | 
          第4クォーター | 
| 対象学生 /Eligible Students  | 
          1年 | 
| 単位数 /Credits  | 
          2.0 | 
| 更新日 /Date of renewal  | 
          2019/02/26 | 
|---|---|
| 使用言語 /Language of Instruction  | 
            日本語 | 
| オムニバス /Omnibus  | 
            該当なし | 
| 授業概略と目的 /Cource Description and Objectives  | 
            本講義では、日本のデザインが美術工芸史として歩み始めて以来、外来文化の影響を受け続け、これを受容しつつ独自の文化を形成してきた点に注目し、デザイン文化の変遷とリンクする身体観や空間観?時間観、さらには社会観の変遷について述べ、日本デザインに関わる人々の身体性や精神性について考えるヒントを提示する。第1部は、日常に潜むデザインから導入し気づきを促すとともに、現在地点からみた異文化対比に基づく日本デザインの特色について講義する。第2部は日本デザインの歴史的変遷について講義する。以上を通じて、デザイン文化の理解の仕方を学ぶことが目的である。 | 
| 履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords  | 
            履修にあたっては、日常のデザインに潜んでいるモノ?コトについて鋭敏になることや著名な作品についてどん欲に観察を進めることを前提に、気づきの力、知的応用力、さらには考えを記述する力が求められる。 | 
| 履修上の注意 /Notes  | 
	    
?授業では自身の立ち位置からテーマについて独自に考えることが求められるため、意見は常に書き留められるようにしておくこと。 ?授業では専用の講義ノート(分析ノート)を活用し、毎回提示の課題や感想等をまとめることとしているため、これを充実させること。  | 
	  
| 教科書 /Textbook(s)  | 
	    
?『造形デザインの注意のスイッチー観察?思考?創案にむけて』吉原直彦,昭和堂,2008. ?毎回配布のプリント(サブテクスト)  | 
	  
| 参考文献等 /References  | 
	    ?授業内にて適宜紹介する。 | 
| 自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework  | 
	    
?毎回配布のプリントに提示された小課題に取組み、講義ノートに貼付すること。 ?各テーマに関して、資料を収集し、講義ノートに貼付すること。 ?講義ノートへは、自身の感想や調査内容等を記述すること。  | 
	  
| 資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License  | 
	    ?とくになし | 
| 備考 /Notes  | 
	    
?講義ノート未提出の場合は、単位を認めない。 ?講義ノートは3度の提出を求めるが、ポイント加算法により評価する。 ?ポイントおよびノートへのプリント貼付枚数が基準にみたない場合単位を認めない。  | 
	  
| No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number)  | 
          単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description  | 
          時間外学習 /Preparation and Review  | 
          配付資料 /Handouts  | 
              
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | [日常に潜むデザインー気づきのスイッチ] 第1部導入。身体や無意識のうちに潜むデザインについて気づきを促し、理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 2 | 2 | [日常に潜むデザイン2ー習慣的身体と異文化理解「右と左」] 身体に刷り込まれた表象文化について、右と左のテーマにより、理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 3 | 3 | [日常に潜むデザイン3ー習慣的身体と異文化理解「逃走と闘争」] 右と左のテーマのうち、映画及びマンガにみられる逃走と闘争のイメージについて、文化比較を行う。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 4 | 4 | [リアルとは何か] 東西の遠近法表現に潜むリアリティについて理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 5 | 5 | [動きとは何か] 動きの表象について理解を深めるとともに、現代デザインに潜む生理学的効果について考察する。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 6 | 6 | [意味とは何か] イメージと言葉の扱いについてについて理解を深め、デザインのコミュニケーションについて考察する。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 7 | 7 | [縮みと招き1ー日本伝統美術工芸の志向性] 第2部導入。縮み志向の視点から、日本の伝統美術工芸について理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 8 | 8 | [縮みと招き2ー家紋の造形手法] 縮み手法の典型である日本の家紋表現について、理解と考察を深めるとともに、演習を行う。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 9 | 9 | [型と型破り] 江戸期までの日本デザインに潜む精神性の「型」変遷について、理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 10 | 10 | [快のデザイン] 天平時代から昭和初期までの伝統遊戯具の変遷をたどり、遊戯と快の関係性について理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 11 | 11 | [楽のデザイン] 信仰と一体化をみせつつ変化した江戸の観光及び観光メディアについて理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 12 | 12 | [圧のデザイン] 明治期以降の刷り物の変遷から、技術、身体及び表現の関係変化について理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 13 | 13 | [消費と美学ー50年代世界デザインから] 資本主義社会におけるデザイン美学思想やテクノロジーの変化がデザインにもたらした影響について理解と考察を深め、世界の中の日本デザインの立ち位置について考える。  | 
                復習として、小課題に取り組む。 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 14 | 14 | [顔のデザイン] 表象された日本人の顔にみられる特質について進化論や社会制度の視点から理解と考察を深める。  | 
                復習として、小課題に取り組むとともに、各自が選んだテーマに基づく発表準備 | プリント(サブテクスト)配布 | 
| 15 | 15 | [プレゼンテーション] 各自がこれまでの講義から選んだテーマに基づき、発表を行う(グループ単位を想定)。  | 
                ||
| 16 | 16 | [まとめ] 講義全体のまとめ  | 
                
| No. | 
                                到達目標 /Learning Goal  | 
                            
                                知識?理解 /Knowledge & Undestanding  | 
                            
                                技能?表現 /Skills & Expressions  | 
                            
                                思考?判断 /Thoughts & Decisions  | 
                            
                                伝達?コミュニケーション /Communication  | 
                            
                                協働 /Cooperative Attitude  | 
                            ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 日本のデザイン文化の変遷について、外来文化受容の側面と独自性の両面から理解できること。 | ○ | ||||||
| 2 | 日本のデザイン変遷から、現代のデザインを見つめ、調査や課題取組を通じて考えを表現することができること。 | ○ | ○ | ○ | ||||
| 3 | 自身のデザインテーマを形成するためのトピックが拾いだせること。 | ○ | ○ | 
| No. | 
                                到達目標 /Learning Goal  | 
                            
                                定期試験 /Exam.  | 
                            課題取組 | 授業内発表 | 独自のレポート | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 日本のデザイン文化の変遷について、外来文化受容の側面と独自性の両面から理解できること。 | ○ | ○ | ||||
| 2 | 日本のデザイン変遷から、現代のデザインを見つめ、調査や課題取組を通じて考えを表現することができること。 | ○ | ○ | ○ | |||
| 3 | 自身のデザインテーマを形成するためのトピックが拾いだせること。 | ○ | |||||
| 
                                評価割合(%) /Allocation of Marks  | 
                            20 | 50 | 15 | 15 | |||