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| 科目名/Course: 半導体工学Ⅰ/Semiconductor Engineering I | |
| 科目一覧へ戻る | 2022/09/09 現在 | 
| 科目名(和文) /Course  | 
          半導体工学Ⅰ | 
|---|---|
| 科目名(英文) /Course  | 
          Semiconductor Engineering I | 
| 時間割コード /Registration Code  | 
          21145901 | 
| 学部(研究科) /Faculty  | 
          情報工学部 | 
| 学科(専攻) /Department  | 
          情報通信工学科 | 
| 担当教員(○:代表教員)
                             /Principle Instructor (○) and Instructors  | 
          ○末岡 浩治 | 
| オフィスアワー /Office Hour  | 
          末岡 浩治(水曜日5限だが,在室時は随時対応します.また,メールでアポイントメントを取ってくれれば,時間指定して対応します.) | 
| 開講年度 /Year of the Course  | 
          2022年度 | 
| 開講期間 /Term  | 
          第1クォーター | 
| 対象学生 /Eligible Students  | 
          2年生,3年生 | 
| 単位数 /Credits  | 
          2.0 | 
| 更新日 /Date of renewal  | 
          2022/02/25 | 
|---|---|
| 使用言語 /Language of Instruction  | 
            日本語 | 
| オムニバス /Omnibus  | 
            該当なし | 
| 授業概略と目的 /Cource Description and Objectives  | 
            
「授業概略」 半導体デバイスの特性を十分に理解して使いこなすためには,半導体中における電子の振る舞いの本質を理解する必要がある.本講義では,固体が原子核や電子の集合体であることをふまえ,半導体の電気伝導を決めるバンド構造を概説する.さらに,p型とn型の区別を論じ,キャリヤの種類,密度,移動度が導電性を決定することを述べる.最後に,p-n接合の理論について説明することで,半導体工学IIへの橋渡しをする. 「目的」 1.固体における電子の性質について,式を導出したうえで説明できる. 2.半導体の電気伝導とp-n接合を説明できる. 3.p-n接合を用いた半導体素子について,動作原理を説明できる.  | 
          
| 履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords  | 
            電子デバイス,自由電子と正孔,エネルギーバンド構造,pn接合,拡散とドリフト | 
| 履修上の注意 /Notes  | 
	    「物理学A」,「物理学B」,「電子回路」等を履修していることが望ましい. | 
| 教科書 /Textbook(s)  | 
	    「半導体デバイス入門 ‐その原理と動作のしくみ‐」(柴田直著)数理工学社 | 
| 参考文献等 /References  | 
	    
「基礎電子工学」(藤本晶著)森北出版,「固体電子論入門 半導体物理の基礎」(志村史夫著)丸善,「電子物性」(松澤剛雄,高橋清,斉藤幸喜共著)森北出版など  | 
	  
| 自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework  | 
	    講義終了時に次回の内容を指示するので,教科書の該当箇所を熟読しておくこと.教科書,ノート,講義内容を整理した配布プリントを併用した復習を行うことで,わからない箇所を次回の講義に持ち越さないようにすること. | 
| 資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License  | 
	    |
| アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning  | 
	    |
| 実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences  | 
	    |
| 備考 /Notes  | 
	    
本科目は「実務経験のある教員による授業科目」又は「主として実践的教育から構成される授業科目」である. その内容等については,次のアドレスの一覧表を参照. /guide/guide_detail/index/1860.html 本科目は,すべての授業を対面式で実施する予定であるが,コロナ禍の状況に応じてオンラインで実施する可能性もある. 本授業では,以下のアクティブラーニングを採用している. 課題(宿題等)  | 
	  
| No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number)  | 
          単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description  | 
          時間外学習 /Preparation and Review  | 
          配付資料 /Handouts  | 
              
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | [電子デバイスの概念] 電子デバイスの概念を学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 2 | 2 | [結晶中の電子の振る舞い(1)] 電子の波動性について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 3 | 3 | [結晶中の電子の振る舞い(2)] エネルギーバンド構造の形成について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 4 | 4 | [結晶中の電子の振る舞い(3)] ダイヤモンド構造と共有結合について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 5 | 5 | [半導体中の電子とホール(1)] 真性半導体について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 6 | 6 | [半導体中の電子とホール(2)] p型,n型半導体について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 7 | 7 | [半導体中の電子とホール(3)] キャリア濃度の算出について学ぶ.  | 
                前半の内容をまとめた課題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 8 | 8 | [前半のまとめ] 前半のまとめを行う.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 9 | 9 | [半導体中の電気伝導(1)] キャリアの移動度について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 10 | 10 | [半導体中の電気伝導(2)] 拡散とドリフト電流について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 11 | 11 | [半導体中の電気伝導(3)] キャリアの生成,再結合について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 12 | 12 | [p-n接合(1)] 接合界面近傍のエネルギーバンド構造について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 13 | 13 | [p-n接合(2)] 空乏層中におけるキャリア濃度について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 14 | 14 | [p-n接合(3)] 理想ダイオードの電流電圧特性について学ぶ.  | 
                次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 15 | 15 | [p-n接合(4)] 実際のダイオードの電流電圧特性について学ぶ.  | 
                定期試験の準備に必要な課題を宿題として課す. | 授業内容をまとめたプリントを配布する. | 
| 16 | 16 | [定期試験] 半導体工学Iで学んだ内容について,理解度を評価する.  | 
                
| No. | 
                                到達目標 /Learning Goal  | 
                            
                                知識?理解 /Knowledge & Undestanding  | 
                            
                                技能?表現 /Skills & Expressions  | 
                            
                                思考?判断 /Thoughts & Decisions  | 
                            
                                伝達?コミュニケーション /Communication  | 
                            
                                協働 /Cooperative Attitude  | 
                            ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 固体における電子の性質について,式を導出したうえで説明できる(E). | ○ | ○ | |||||
| 2 | 半導体の電気伝導とp-n接合を説明できる(E). | ○ | ○ | |||||
| 3 | 
                                p-n接合を用いた半導体素子について,動作原理を説明できる(E). | 
                            ○ | ○ | 
| No. | 
                                到達目標 /Learning Goal  | 
                            
                                定期試験 /Exam.  | 
                            前半のまとめ試験 | 小試験 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 固体における電子の性質について,式を導出したうえで説明できる(E). | ○ | ○ | ||||
| 2 | 半導体の電気伝導とp-n接合を説明できる(E). | ○ | ○ | ○ | |||
| 3 | 
                                p-n接合を用いた半導体素子について,動作原理を説明できる(E). | 
                            ○ | ○ | ||||
| 
                                評価割合(%) /Allocation of Marks  | 
                            70 | 20 | 10 | ||||