シラバス参照

授業情報/Course information

科目名/Course: 運動生理学/Exercise Physiology
科目一覧へ戻る 2025/03/25 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
運動生理学
科目名(英文)
/Course
Exercise Physiology
時間割コード
/Registration Code
10B00501
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
看護学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
○坂本 誠
オフィスアワー
/Office Hour
開講年度
/Year of the Course
2025年度
開講期間
/Term
第4クォーター
対象学生
/Eligible Students
1年,2年,3年,4年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2025/02/14
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
概略
運動生理学は,身体動作を司る身体の機能,身体動作に伴う身体の応答,身体動作を司る身体の適応を学ぶ学問である.生理学や解剖学の応用分野である.

目的
本授業では,運動に伴う身体の急性と慢性適応,運動のリスク、健康づくりのための運動処方などに焦点を当てた講義を行う.
履修に必要な知識?能力?キーワード
/Prerequisites and Keywords
生理学,解剖学の知識を有していることが望ましい.

[キーワード]  応用健康科学,身体運動科学
履修上の注意
/Notes
教科書
/Textbook(s)
入門運動生理学(第4版) 編著:勝田茂 著:和田正信 松永智
参考文献等
/References
プリントを配布する.
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
シラバスの内容を事前学習して授業に臨むこと.
事前学習として,授業に該当する項目に対応する領域の生理学的知識を復習して本授業に臨むことが望ましい。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
アクティブラーニングに関する事項
/Attention Relating to Active Learning
本講義ではアクティブラーニングを採用している。
第4、6、7、12、13回目の講義では筋力トレーニング(自重)、ウォーキング、ジョギング、ストレッチ、簡易スタミナテストなどの実技を室内で行う(いずれも汗をかくほどの運動ではない)。実際に健康づくりの運動を体験し生体反応とその情報からどのように運動処方に応用するかを学ぶ。そのことを通じてグループワークやディスカッションをし理解を深める。
また内容に関する質問、意見、感想を適宜求め、発想を深めていく。
実務経験に関する事項
/Attention Relating to Operational Experiences
該当しない
備考
/Notes
受講者数に応じて学習方法を変更することがある。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 第1回 [運動生理学の概論]
本講義で対象とする運動生理学の対象となる学問領域と体力の構造を解説する
解剖生理学、生理学等の教科書を読み直し、基本的な「生理学とは何か?」を復習しておくこと。
2 第2回 [筋収縮とエネルギー供給系]
筋肉の収縮のメカニズムとエネルギーを生み出す3つの供給系を学ぶ
第1章をよく読んでおくこと
3 第3回 [筋線維の種類と収縮様式]
2つの筋線維の種類と収縮の様式を理解し、運動実践の基礎を学ぶ
第2章と第4章をよく読んでおくこと。
4 第4回 [筋力トレーニングの生理学と実技]
筋力トレーニングにおける急性適応と慢性適応を学び、健康づくりにおける主要な種目を実践する。
第4章をよく読んでおくこと。
5 第5回 [運動と呼吸循環機能]
呼吸器系と循環器系にわけ、運動時における適応を学ぶ。
第5章と第6章をよく読んでおくこと。
6 第6回 [移動運動(ウォーキングと低速のジョギング)の生理学と実技]
健康づくりでウォーキングとジョギングを実施することが多い。両者の整理反応を学び、心拍数、主観的運動強度など生体情報を把握し、運動実践に活かす。
第5章と第6章をよく読んでおくこと。
7 第7回 [準備体操と整理体操の生理学(ストレッチ運動を含む)]
運動前後のウォームアップとクールrダウンの生理学を学び、健康づくりで必要なそれぞれの主要な種目を実践し学ぶ。
テキストには準備体操と整理体操の章はないが、運動の前後には非常に重要である。特に静的ストレッチと動的ストレッチがどのような運動であるかネットで調べておくこと。
8 第8回 [筋疲労の要因]
動き続けると初期の力を維持できなくなる。そのことを近疲労という。筋疲労の要因を学び、どのような対策が必要かを学ぶ。
第8章をよく読んでおくこと。
9 第9回 [運動と体温調節(主に暑熱順化)]
暑熱環境での体の適応、不適応を学び、熱中症対策の生理学を学ぶ。
第9章をよく読んでおくこと。
10 第10回 [運動と栄養 ]
栄養素がどのように体に貯蔵され、運動時に利用されるのかを学ぶ。
第10章をよく読んでおくこと。
11 第11回 [身体組成と肥満 ]
肥満と内臓脂肪蓄積による肥満の定義を知り、その予防法を学ぶ。またその測定法についても考察し、実際に測定した数値からディスカッションをする。
第11章をよく読んでおくこと。
12 第12回 [運動処方とその実践① ]
簡易な負荷試験から運動強度を求め有酸素運動の処方を学ぶ。
第12章をよく読んでおくこと。
13 第13回 [運動処方とその実践② ]
フレイルに関わる簡易な測定を実践し、筋力トレーニングの処方を学ぶ。
第12章をよく読んでおくこと。
14 第14回 [運動と生活習慣病 ]
生活習慣病の原因を知り、高血圧、脂質異常症、糖尿病の運動療法を学ぶ。
第13章をよく読んでおくこと。
15 第15回 [老化に伴う身体機能の変化 ]
老化に伴う機能変化を理解し、逆にトレーニングを行うことによって伸びうる体力要素を学ぶ。
第14章をよく読んでおくこと。
16 第16回 [定期試験]
試験を実施する
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識?理解
/Knowledge & Undestanding
技能?表現
/Skills & Expressions
思考?判断
/Thoughts & Decisions
伝達?コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 運動による適応変化を理解し、体に与える影響を学ぶ。
2 健康増進のための運動処方の基礎を理解する。
3 運動療法に生かすための実践法を学び、その理解を深める。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
小テスト 積極性
1 運動による適応変化を理解し、体に与える影響を学ぶ。
2 健康増進のための運動処方の基礎を理解する。
3 運動療法に生かすための実践法を学び、その理解を深める。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
50 30 20

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