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| 科目名/Course: 森林生態学?地盤工学/Forest Ecology and Geotechnical Engineering | |
| 科目一覧へ戻る | 2025/09/12 現在 | 
| 科目名(和文) /Course  | 
          森林生態学?地盤工学 | 
|---|---|
| 科目名(英文) /Course  | 
          Forest Ecology and Geotechnical Engineering | 
| 時間割コード /Registration Code  | 
          37002501 | 
| 学部(研究科) /Faculty  | 
          デザイン学部 | 
| 学科(専攻) /Department  | 
          建築学科 | 
| 担当教員(○:代表教員)
                             /Principle Instructor (○) and Instructors  | 
          ○穂苅 耕介 | 
| オフィスアワー /Office Hour  | 
          穂苅 耕介(火?金 13:00?16:00) | 
| 開講年度 /Year of the Course  | 
          2025年度 | 
| 開講期間 /Term  | 
          前期 | 
| 対象学生 /Eligible Students  | 
          3年,4年 | 
| 単位数 /Credits  | 
          2 | 
| 更新日 /Date of renewal  | 
          2025/02/28 | 
|---|---|
| 使用言語 /Language of Instruction  | 
            日本語 | 
| オムニバス /Omnibus  | 
            該当なし | 
| 授業概略と目的 /Cource Description and Objectives  | 
            
建築をつくることは、人間と自然との関係を再構築する行為といえる。気候変動による多くの災害やパンデミックに直面している現代社会において、環境の正しい理解なしに建築を考えることは不可能である。そのためには、森林や生態系に対する正しい理解が必須である。また、戦後の建設資材としての製材増産のための自然林から人工林への転換、および経済合理性優先の森林伐採や土地開発などによる生態系の改変、里地里山の管理放棄が、現在の気候変動による災害の甚大さをもたらすとともに野生鳥獣による被害なども大きな要因のひとつになっている。本科目は森林や生態系について基本的な知識を修得し、環境の正しい理解から導かれる建築デザインについて、環境を配慮して考えられようになる素地を滋養することが目的である。 | 
          
| 履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords  | 
            サスティナビリティ、森林、地盤、森林の多面的機能、人工林、集成材、持続可能性、顧客志向、高校生物基礎の基本的事項?バイオーム、遷移、生態系、生物多様性、里山 | 
| 履修上の注意 /Notes  | 
	    
*外部講師の都合により授業予定が変更される場合があります。 *自分の意見を積極的に述べ、講師との双方向の意見交換を行えるように、自己表現力を高める努力をすること。 *スケッチブック(講義中に指定するものを各自購入する) *PC等(提供するテキストを閲覧する) *キャンパス内を散策できる服装が望ましい。  | 
	  
| 教科書 /Textbook(s)  | 
	    
教科書は使用しない 提供するテキストをダウンロードして、ノートパソコンなどで閲覧する  | 
	  
| 参考文献等 /References  | 
	    
林 将之「山渓ハンディ図鑑14増補改訂 樹木の葉」山と渓谷社、2020. 乐游棋牌_天天棋牌¥游戏下载官网附属図書館に電子ブックが所蔵されています。 https://kinoden.kinokuniya.co.jp/opulibrary/bookdetail/p/KP00041919 林野庁「森林?林業白書」(林野庁ホームページで電子データが公開されています) 岡山県「21おかやま森林?林業ビジョン(改訂版)」(岡山県ホームページで電子データが公開されています)  | 
	  
| 自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework  | 
	    
*参考文献や配布資料に基づき、予習復習を行うこと。 *植物の葉の資料をPDFで提供するので、主な樹木について種類の名称や特徴について学習しておくこと。  | 
	  
| 資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License  | 
	    |
| アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning  | 
	    
本授業では次のアクティブ?ラーニングを採用している。 グループワーク/ペアワーク 課題(宿題等)  | 
	  
| 実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences  | 
	    本授業は「実務経験のある教員による授業科目」又は「主として実践的教育から構成される授業科目」である。 | 
| 備考 /Notes  | 
	    
| No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number)  | 
          単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description  | 
          時間外学習 /Preparation and Review  | 
          配付資料 /Handouts  | 
              
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | [オリエンテーション] 本授業の概要説明 私たちの生活に欠かせない植物のすごさについて考える  | 
                植物はすごい!と実感できることは何か?を考えてみる | |
| 2 | 2 | [キャンパス内散策] キャンパスとその周辺環境について視察する  | 
                樹木の樹形や葉の特徴 | |
| 3 | 3 | [森林と人類の歴史] 森林は、人類にとって重要な資源であったことを歴史から学ぶ。  | 
                高校生物基礎の復習 | |
| 4 | 4 | [植物の基礎知識] 森林を構成する樹木の葉の役割、森林の成立条件、森林の現状や進化の過程で起きたことを学ぶ  | 
                高校生物基礎の復習 | テキスト(オンライン) | 
| 5 | 5 | [植物と環境] 生態系の成り立ち、生態系の保全、森林生態系と環境との関係について学ぶ  | 
                植物の能力に関する新知見を確認 | テキスト(オンライン) | 
| 6 | 6 | [世界のバイオーム] 森林が存在する地域の特徴と役割について学ぶ  | 
                高校生物基礎の復習 | テキスト(オンライン) | 
| 7 | 7 | [日本の歴史と森林] 日本列島の森林と、資源として利用することで文明が作り上げられてきた歴史を振り返る  | 
                日本の歴史を森林資源から考え直す | テキスト(オンライン) | 
| 8 | 8 | [日本の原生林(自然植生)] 日本の原生林の特徴と生育する植物について学ぶ  | 
                日本の自然植生の基礎知識 | テキスト(オンライン) | 
| 9 | 9 | [日本の里地里山(代償植生)] 私たちが林林を繰り返し利用することによって作り上げられてきた身近な自然環境について学ぶ  | 
                日本の里地里山の特徴 | テキスト(オンライン) | 
| 10 | 10 | [日本の森林の現状] 森林を資源として利用するために、戦後行ってきた政策と現状について学ぶ  | 
                エネルギー源、建築資材など、樹木の役割について歴史的な変遷から学ぶ | テキスト(オンライン) | 
| 11 | 11 | [身近な樹木の知識とスケッチ「どんぐり」?「くす」?「ばら」?「うるし」?「にれ」] 身近な植物を種類ごとに取り上げて、キャンパス内を散策して、樹形や採取した葉のスケッチをして特徴を見つけたり、分布域や生活との関係などについて情報を整理したりするなど、植物のことを深く知る  | 
                種類ごとに樹形、葉のスケッチと共に植物の特徴をスケッチブックに整理する。時間内にできないときには、持ち帰って完成させて、指示した期日までに提出する(評価の対象) | テキスト(オンライン) | 
| 12 | 12 | [身近な樹木の知識とスケッチ「かえで」?「つばき」?「いちょう」?「まつ」?「ひのき」] 同上  | 
                同上 | テキスト(オンライン) | 
| 13 | 13 | [生態系の基礎知識] 建築には風土を知り災害のリスクを見極めることも重要となるため、生態系を学ぶことを通じて、地域環境を見る目を養う  | 
                生態系の基礎知識 | テキスト(オンライン) | 
| 14 | 14 | [生態系の保全と生物多様性] 自然環境を破壊せず、多くの生きものと共生できるように生物多様性を重視した保全対策も重要となることを学ぶ  | 
                生物多様性の基礎知識 | テキスト(オンライン) | 
| 15 | 15 | [生態系に配慮した地域環境の設計] 災害を回避するために私たちが学ぶべきことは何かを森林との係わりから知る  | 
                洪水被害などに着目して、森林との係わりの中で発生した過去の災害などについて調べてみよう | テキスト(オンライン) | 
| No. | 
                                到達目標 /Learning Goal  | 
                            
                                知識?理解 /Knowledge & Undestanding  | 
                            
                                技能?表現 /Skills & Expressions  | 
                            
                                思考?判断 /Thoughts & Decisions  | 
                            
                                伝達?コミュニケーション /Communication  | 
                            
                                協働 /Cooperative Attitude  | 
                            ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 森の役割について説明できる(C-2) | ○ | ○ | |||||
| 2 | 森林を構成する樹木の葉が多種多様な理由を説明できる(C-2) | ○ | ○ | |||||
| 3 | 生態系の成り立ち、生態系の保全、森林生態系と環境との関係について説明できる(C-2) | ○ | ○ | |||||
| 4 | 森林の役割?管理についての知識を身につける(C-2) | ○ | ||||||
| 5 | 森林の成立条件、森林の現状を説明できる(C-2) | ○ | ○ | |||||
| 6 | 森林のある環境と人間の望ましい関わりを考える力を身につける(C-2) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| 7 | キャンパス内の植物について葉を見分けて植物の特徴が説明できる(C-2) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 
| No. | 
                                到達目標 /Learning Goal  | 
                            
                                定期試験 /Exam.  | 
                            授業態度?意欲 | スケッチ課題 | 総括レポート | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 森の役割について説明できる(C-2) | ○ | ○ | ||||
| 2 | 森林を構成する樹木の葉が多種多様な理由を説明できる(C-2) | ○ | ○ | ||||
| 3 | 生態系の成り立ち、生態系の保全、森林生態系と環境との関係について説明できる(C-2) | ○ | ○ | ||||
| 4 | 森林の役割?管理についての知識を身につける(C-2) | ○ | ○ | ||||
| 5 | 森林の成立条件、森林の現状を説明できる(C-2) | ○ | ○ | ||||
| 6 | 森林のある環境と人間の望ましい関わりを考える力を身につける(C-2) | ○ | ○ | ||||
| 7 | キャンパス内の植物について葉を見分けて植物の特徴が説明できる(C-2) | ○ | ○ | ○ | |||
| 
                                評価割合(%) /Allocation of Marks  | 
                            10 | 45 | 45 | ||||